神山監督コラボモデル 原型から仕上げまで
10 6月 2013, by 神山健治監督コラボレーションアクセサリー in
各パーツが鋳造から上がってくると次は手作業、NC、3D造型機などで作った各パーツを組み上げて型取り用の原型を仕上げます。一旦、燻し加工を施し最終製品になった時のバランス、コントラストなどを確認した後、表面をきれいに仕上げます。最も気を使うのが可動パーツなどのすり合わせ部分で、鋳造の際、溶けた金属が固まる時の収縮率(原型と最終製品とではおよそ5%前後大きさが違います)などを計算して接合部分のサイズを決めて仕上げていきます。大きさ、厚み、形状、鋳造の際の溶解した金属の温度などにより収縮後のかみ合わせに微妙にズレが生じるため最初からそのズレ具合も考慮して作ります。この原型の良し悪しで最終製品のクオリティーがほぼ決まってしまうため最も気を遣う部分です。
鋳造から上がってきたキャスト、真っ白ですが銀です
燻し加工を施し、デザインのバランス、コントラストなど完成後のイメージをチェック
別々に作成したパーツをロー付けし組み上げます
可動パーツの仮組み
可動パーツのすり合わせチェック
作業、用途別に使用する工具類、ヤットコ類は10種類以上、ピンセットだけでも5~6種類使います
完成した原型
原型が完成するとそれを型取りし、鋳造工程を経て職人の手により一つ一つ丁寧に仕上げられて完成です。
サイズ、真円出し
研磨
仕上げ研磨!
完成!
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